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痩身エステの遠赤外線ドームサウナの効果や注意点

遠赤外線ドームサウナ

身体を温め、大量発汗を促す「遠赤外線ドームサウナ」は、ダイエット効果が高い痩身エステメニューとして人気があります。しかし一方で、

  • 遠赤外線ドームサウナで本当に痩せられるの?
  • サウナや岩盤浴が苦手な私でも遠赤外線ドームサウナは受けられる?

といった、疑問や不安を感じている人も多いと思います。

結論から言うと、遠赤外線ドームサウナだけで痩せることはできませんが、遠赤外線ドームサウナを他の痩身エステメニューと組み合わせることで施術効果を高めることができます。

また、サウナや岩盤浴が苦手でも、遠赤外線ドームサウナなら快適に利用できるという人はたくさんいます。

当記事では「遠赤外線ドームサウナにはどんなダイエット効果があるのか?」「一般的なサウナとは何が違うのか?」と合わせ、受ける際の注意点についても詳しく解説していきます。

この記事を読み終わる頃には、遠赤外線ドームサウナへの疑問や不安も解消されて「実際に受けるのが楽しみ」と思っていただけるようになるでしょう。

遠赤外線ドームサウナの特徴

遠赤外線ドームサウナの特徴
  • 一人用のコンパクトなサウナ
  • 仰向けに寝た状態で入る
  • 施術時間は20~30分
  • 温度は60度前後と通常のサウナ85~95度よりも低い

遠赤外線ドームサウナは、名前の通り遠赤外線効果のある一人用サウナのことです。

遠赤外線は波長が長く、皮下40~50ミリまで届くため、ヒーターのように肌表面を温めるのではなく、身体を内側から温めることができます。

エルセーヌの遠赤外線ドームサウナ

画像引用:エルセーヌ公式サイト

遠赤外線ドームサウナは出口がふさがったトンネルのような形をしており、顔だけ外に出した状態で20~30分ほど入ります。

「休憩なしで20~30分もサウナに入るなんて無理」と思った方もいるかもしれませんが大丈夫です。

ドーム内の温度はスパや温泉によくある一般的なサウナの85~95度よりも低い60度前後なため、その分長い時間入っていることができます。

さらに顔は外に出ているため、サウナ特有の熱気を吸い込むことによる息苦しさや、頭や顔が熱くなってのぼせる心配もありません。

そのため、サウナが苦手な人でも無理なく入ることができます。

遠赤外線ドームサウナの3つのダイエット効果

  • 代謝が上がることで脂肪が燃焼しやすくする
  • 他の痩身エステメニューと組み合わせることで施術効果が上がる
  • 冷えやむくみが改善される

痩身エステサロンのコースに遠赤外線ドームのメニューが入っているのは、上記のようなダイエット効果が得られるからです。それぞれについて解説していきます。

①代謝が上がることで脂肪が燃焼しやすくする

遠赤外線ドームサウナでは、代謝が上がって脂肪が燃焼しやすくするという、ダイエットには欠かせない効果が得られます。

よく『代謝が良い人は痩せやすい』と言われますが、これは、身体が温まると血液循環が良くなって代謝が上がり、食べたものや脂肪がエネルギーとして燃焼しやすくなるためです。

反対に、身体が冷えると血液の流れが滞り、内臓の働きが鈍くなることで代謝が下がります。

定期的に遠赤外線ドームサウナに入ることで、脂肪燃焼効率の良い、痩せやすく太りにくい体質に改善していくことができます。

②他の痩身エステメニューと組み合わせることで施術効果が上がる

遠赤外線ドームサウナの後は、

  • 身体が温まって代謝が上がり、脂肪が燃えやすい状態になる
  • 身体を温めることにより、皮膚や脂肪・筋肉などの組織がやわらかくなる

以上の理由から、ハンドマッサージやマシンなど他の痩身エステメニューと組み合わせることで施術効果が上がります。

ラジオ波やサーモシェイプなど、脂肪やセルライトを温めて分解しやすくする施術があることからも分かるように、温めることは痩身エステメニューの要(かなめ)です。

キャビテーション、エンダモロジー、ラジオ波、吸引系マシン、EMS、リンパドレナージュなど、脂肪やセルライト除去するメインの施術との組み合わせでも多用されています。

コースに入っていない場合はオプションで付けても良いくらい、遠赤外線ドームサウナは痩身エステにおいて価値あるメニューと言えます。

③冷えやむくみが改善される

遠赤外線ドームサウナで身体を内側から温めることで血液循環が良くなると、冷えやむくみが改善されます。

冷えは血行が悪くなるのが原因、むくみは本来排出されるべき水分や老廃物がスムーズに流れずに滞ってしまうことが原因ですが、血液循環が良くなればどちらの改善へもつながります。

また、むくみは血管やリンパ管を圧迫するため、放っておけばさらに血行が悪くなり、冷えやむくみが悪化するという悪循環が生まれます。

さらに、リンパの流れが滞って老廃物が溜まることで、太りやすい体質になることも大きな問題です。

ダイエットにおいて冷えやむくみは大敵。ぜひとも改善しておきたいポイントと言えます。

「足先や太もも・おしりを触ると冷たく感じる」「夕方になると靴がキツくなったり靴下の跡がなかなか取れない」というのは、冷えやむくみの典型的な症状です。

このような症状を感じる人に、遠赤外線ドームサウナはおすすめです。

一般的なサウナと遠赤外線ドームサウナとの違い

遠赤外線ドームサウナのダイエット効果について説明してきましたが、「これってスパや温泉にあるサウナでも同じ効果があるんじゃない?」と思った人もいるかもしれません。

遠赤外線ドームサウナと、スパや温泉にあるサウナとの違いを見ていきます。

遠赤外線ドームサウナ スパや温泉にあるサウナ
温度調節が可能 温度調節ができない
身体全体がムラなく温まる 座る位置や姿勢で温まり具合が異なる
のぼせにくい のぼせやすい
息苦しさがない 息苦しくなりやすい

遠赤外線ドームサウナは温度調節が可能

遠赤外線ドームサウナの設定温度は60度ぐらいが一般的ですが、体調に合わせて温度調節が可能となっています。

ドーム自体が40~75度前後で調節可能であること、そして何よりも、遠赤外線ドームサウナは一人用であることが理由です。

共用のサウナは温度が固定されていて、自分の都合で変えることはできません。

暑すぎて耐えられないと思ったら、臨機応変に対応してもらえるのが遠赤外線ドームサウナのメリットです。

遠赤外線ドームサウナは身体の隅々まで温められる

遠赤外線ドームは、上部・側部・背面部のどこからも遠赤外線が均等に照射されるため、身体全体の隅々までまんべんなく温まります。

一方、スパや温泉にある一般的なサウナは「熱源に近いか遠いか?」「上段か下段か?」など座る位置で、体の温まる部位もスピードも変化します。

また、前かがみの姿勢やあぐらをかいたりと座り方が変わることによっても温まり具合が違ってきます。

遠赤外線ドームサウナなら、いつでも同じ場所と姿勢で身体の隅々まで温めることができます。

遠赤外線ドームサウナはのぼせにくい

サウナや岩盤浴と違い、遠赤外線ドームサウナはのぼせにくいのが特徴です。

のぼせる理由としては、身体が温まって血管が広がり、脳の血流が増加することで起こります。

遠赤外線ドームサウナは頭が外に出ているため、『頭寒足熱』でのぼせるのを防いでくれます。

「部屋全体が暑いサウナや岩盤浴はすぐにのぼせてしまう」「サウナは5分ほどしか入っていられない」、そんな人でも遠赤外線ドームサウナなら安心です。

遠赤外線ドームサウナは息苦しくない

頭が出ている遠赤外ドームサウナのもう一つのメリットは、息苦しさがないことです。

通常のサウナは、温度が90~100度あるうえに湿度が20%前後と低いので、熱い空気が鼻や喉を通ることで呼吸のしづらさを感じます。

その点、遠赤外線ドームなら首から上が出ているので、普段と同じように呼吸ができ、息苦しさがありません。

ヒートマットと遠赤外線ドームサウナとの違い

遠赤外線ドームサウナと同じく身体を温める痩身メニューである「ヒートマット」との違いを見ていきます。

遠赤外線ドームサウナ ヒートマット
閉塞感が少ない 閉塞感が強い
全て遠赤外線 遠赤外線でないものもある

遠赤外線ドームサウナは閉塞感が少ない

遠赤外線ドームサウナは、ヒートマットと比べて身体を動かすスペースがあるため閉塞感が少ないです。

一人用なので広くはないですが、足を開いたり膝を立てたり、手を動かしたりはできるスペースが遠赤外線ドームサウナはあるのに対して、ヒートマットは施術中、体を動かすスペースがほとんどありません。

保温性を高めるため、ビニール素材の柔らかいシートで体を包んだ上からマットで包むためです。

閉所恐怖症の人、手足が動かせないことに不安を感じる人は、ヒートマットよりも遠赤外線ドームサウナの方がおすすめです。

ヒートマットは遠赤外線でないものもある

ヒートマットには様々な種類があり、遠赤外線ではなく単純に電熱線が施されただけのものもあります。

遠赤外線は体を深部から温めますが、電熱線は体の外側から温めます。

そのため、電熱線のヒートマットの場合、体の温まり方が足りなかったり、温熱効果が長く続かなかったりといったデメリットがあります。

しかも、エステで使用しているのがどんな種類のヒートマットなのかは、見た目では判断できません。

その点、「遠赤外線ドーム」「遠赤外線ドームサウナ」と書かれたメニューであれば、間違いなく遠赤外線効果のあるドームサウナなので、十分な温め効果が得られます。

遠赤外線ドームサウナの注意点

では次に、遠赤外線ドームサウナを利用する際に知っておきたい注意点について解説していきます。

遠赤外線ドームサウナ直後の体重減少は一時的

遠赤外線ドームサウナに入ると、身体の熱を放出しようとして汗をかく際にエネルギーを消費するため、たった数十分で体重が500g以上減ることもあります。

「即効性がすごい!」と嬉しくなってしまいますが、残念ながらエネルギー消費による体重の減少は一時的なもの。

汗をかいた分だけ水を飲めば、すぐに元に戻ります。

遠赤外線ドームサウナは、身体を温めて血流を良くし、痩せやすい身体、施術効果が出やすい状態を作るためのものであり、『汗をかくこと=痩せること』にはなりません。

遠赤外線ドームは減量を目的とするマシンではなく、痩せやすい身体を作るための手段です。

気分が悪くなることがあるので無理は禁物

一般的なサウナに比べれば可能性は低いですが、人によっては気分が悪くなることもあるので無理は禁物です。

初めて利用する人や、サウナや温泉でのぼせやすい人、そもそも暑いこと自体が苦手な人は、エステティシャンにその旨をあらかじめ伝えておくと、こまめに様子を見に来てくれます。

慣れるまでは時間を短縮することもできますし、途中で無理だと思ったら中止することも、温度を下げてもらうこともできます。

「時間の短縮や温度変更をお願いするのは、申し訳ないし恥ずかしい」
「エステティシャンに面倒な客と思われたくない」

そんな心配は無用です。なぜなら、全く同じもしくは似たお願いをするお客さんは少なくないからです。

せっかくの痩身エステ、体調を崩して施術が受けられなくなっては勿体ないですよね?

「暑くて辛い」「気分が悪くなりそう」と思ったら我慢や遠慮はせず、すぐにエステティシャンに伝えましょう。

脱水症状にならないように水分補給をする

遠赤外線ドームは大量の汗をかくので、脱水症状にならないように水分補給をすることが大切です。

施術中、お願いすれば水を持ってきてくれるサロンもありますが、施術中の水分補給ができないサロンもあります。

エステに行く際はペットボトルの水を持参し、施術前に飲んでおくことで脱水を防げます。もちろん、施術後も十分に水分を摂りましょう。

遠赤外線ドームサウナがおすすめできない人

遠赤外線ドームは、狭い空間にいることに対して恐怖を感じる閉所恐怖症の人にはおすすめできません。

とはいえ、手足がほとんど動かせないヒートマットとは違い、遠赤外線ドームサウナはドーム内で多少動くことができるため、「心配していたけど意外と大丈夫だった」という人も少なくありません。

また、遠赤外線ドームの多くはスライド式で、上半身部分を出すこともできます。

温める効果は下がってしまいますが、「閉所恐怖症で狭いところが怖いから、試しに上半身を出した状態で入ってみたい」とエステティシャンへ相談してください。

ただし、以下の条件に当てはまる人は、どのエステサロンでも遠赤外線ドームサウナの利用ができません。

  • 免疫抑制剤を使用している人
  • 急性の炎症や感染症にかかっている人
  • 気管支炎などの咳が出る風邪をひいている人
  • 高熱時
  • 虫垂炎
  • 腹膜炎
  • 骨折初期の人

遠赤外線ドームサウナが受けられるおすすめの体験コース3選

全国に店舗がある大手エステサロンのなかで、遠赤外線ドームサウナが受けられるおすすめの体験コースを3つ厳選して紹介していきます。

エルセーヌ【-8cmやせる体験】

エルセーヌは、個室ではなく大部屋で施術を行うエステサロンです。

エステを大部屋で受けることに抵抗を感じる人は多いですが、遠赤外線ドームサウナが初めてで不安な人に、大部屋はおすすめです。

遠赤外線ドームはスタッフの手がかからないため、個室だと長時間一人で放置されることも少なくありません。

一方、エルセーヌは常に周りにスタッフがいるので、「暑いので温度を下げてほしい」「時間を短くしてほしい」など、何かあったらすぐに声をかけられる安心感があります。

また、施術を受けている他のお客さんの話し声が聞こえるため、良い意味で気が散り、暑さに神経が集中しないのも良い点です。

初めて遠赤外線ドームサウナを受ける人、閉所恐怖症の人、格安で遠赤外線ドームサウナを体験してみたい人におすすめです。

コース名 -8cmやせる体験
体験料金 1,000円(WEBサイトからの申し込みは500円)
コース時間 70分
コース内容 Oラインポイントトリートメント/遠赤外線ドーム/イオンパック&ボーン

体験談はこちら公式サイトはこちら

フェイバリックスグループ【セルライト撃退コース】

フェイバリックスでは、「セルライト撃退コース」という60分3,000円の体験コースで遠赤外線ドームサウナが受けられます。

ドームサウナの目安時間は30分ですが、「自分がどれくらい入っていられるの分からない」という場合は、最初から時間を短縮することも、実際に入ってみて、様子をみながら時間を決めることもできます。また、

  • マメに様子を見に来てくれる
  • 水や冷たいタオルを持ってきてくれる
  • 快適に入れるよう温度を調節してくれる
  • 閉所が苦手な場合は腕を出した状態で入ってもOK

などきめ細かな心配りがあるので、遠赤外線ドームが初めての人や不安がある人でも安心して利用できます。

コース名 セルライト撃退コース
体験料金 3,000円
コース時間 60分
コース内容 ハイパースリムSV/デタッチウエーブ/遠赤外線ドーム(コース内容はお悩みによって変わります)

体験談はこちら公式サイトはこちら

エステティック ミス・パリ【トリプルバーンZ】

ミス・パリの遠赤外線ドームサウナは、他のサロンとは違い「座るタイプのカプセル型」です。

ミスパリの遠赤外線ドームサウナ

※画像引用:ミスパリ公式サイト

中はベンチになっていて、まさに一人用サウナそのものです。

「座るよりも寝転んだ方がラクなのでは?」と思うかもしれませんが、快適さにおいては座るタイプが上回ります。

仰向けに寝るタイプはシートに密着している背中が熱くなりがちですが、座るタイプの接地面はお尻だけなので、一部だけ熱くなりすぎることがありません。

また、寝転んで受けるドームサウナとは違い、背中に汗が溜まる不快感もありません。

座るタイプの遠赤外線ドームサウナはミス・パリでしか受けられません

寝るタイプのドームサウナがあまり好きではない、他のタイプのドームサウナを体験したいという人は、ぜひミスパリの「トリプルバーンZ」を受けてみてください。

コース名 トリプルバーンZ
体験料金 5,400円
コース時間 約70分
コース内容 セルライトバーン/遠赤外線サウナ/ファットバーン(EMS)/遠赤外線浴

体験談はこちら公式サイトはこちら

まとめ

遠赤外線ドームサウナで汗をかくこと自体にダイエット効果はありません。

しかし、身体を温めることは代謝の改善につながり、施術前に脂肪やセルライトなどの皮下組織を温めてやわらかくすることで、その後に行うマッサージやマシンの効果を高めることができます。

また、遠赤外線ドームサウナは温度調節が可能なこと、頭を出して入ることから、サウナが苦手な人でも無理なく利用できます。

気になった方は、ぜひ体験コースで試してみてください。